「フクシマから未来へーいのち」制作に関わる意味
私(代表 熊澤 夏子)が、ろーたするーつの出発を決意したのは、
2011年2月のこと。
有機農業の夜明けを予感していました。
2011年3月11日。
この日を境に、変わったこと、変わらなかったこと。。。
変わったこと。
放射性物質による汚染と有機農業の関係を真剣に考えなければならなくなったこと。
変わらなかったこと。。。
この震災のあとも、有機農業は、日本を光へ導くツールとなるということ。
私の知るたくさんの有機農業、有機食品に携わる人たちが被災しました。
今も、私たちは、放射性物質による汚染と、毎日向き合わざるを得ません。
有機農産物・有機加工食品の認定を管轄しているのは農林水産省です。
でも、放射性物質による食品汚染の管轄は、文部科学省、厚生労働省です。
ですから、どんなに放射性物質による汚染がされていても、
有機食品は有機食品です。
そのことを
一人の消費者として受けとめること、
一人の母親として受けとめること、
有機農業を推進するものとして受けとめること、
有機食品に関する国際規格を作るものとして受けとめること、
ひとつひとつ、多くの葛藤と怒りと悲しみを伴います。
そして、今、私にできること。。。。
それは一人でも多くの人に、マスメディアでは語られない
福島の真実を伝えることなのではないか。
そのことを可能にするドキュメンタリー、
「フクシマから未来へーいのち」作成のアドバイザーとして、
力の限りを尽くすことであると感じました。
有機専門家(オーガニックスペシャリスト)が
なぜ、ドキュメンタリーのアドバイザーなのか、
それは、このドキュメンタリーが世界に届き、
世界がかわらなければ、
日本の有機農業の未来はないからです。
「有機」という言葉には、
つながり、きずな、という意味が含まれています。
自然と人間と動物と植物と。。。。あらゆるものとのハーモニー、
それが「有機」です。
つながりを、きずなを、とりもどそう。
日本に、そして世界に。
どうぞ、「フクシマから未来へーいのち」を応援してください。
Tweet
「ドキュメンタリー進捗状況ブログ『フクシマから未来へ―いのち』」のページ一覧
311ドキュメンタリー「いのち」上映会 2013年2月3日 | 「いのち」福島311ドキュメンタリーフィルム完成発表 2012.12.1 | 『いのち-From Fukushima to Our Future』発表会開催 | 『いのち-フクシマから未来へ』映像一部公開 | 映像制作カンパ募集 | 林勝彦監督との出会い | 「フクシマから未来へーいのち」制作に関わる意味 | ドキュメンタリー『フクシマから未来へ―いのち』スタッフ公表 |